Snowflake、企業にとって最高のデータ基盤としてのリーダーシップをさらに強化

※本報道資料は米国スノーフレイク社が6月4日に発表した内容の抄訳です。

Snowflake、企業にとって最高のデータ基盤としてのリーダーシップをさらに強化

お客様は、Snowflakeの先進的なプラットフォームの新たな進化により、オープンデータによる相互運用性の向上、統制された社内コラボレーション、効率性の強化を得ることができます

AIデータクラウド企業であるSnowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は本日、年次ユーザーカンファレンス「Snowflake Summit 2024」において、企業データの所在を問わず、柔軟性と相互運用性を向上させ、何千もの組織に力を与える単一の統合プラットフォームの進化を発表しました。またSnowflakeは、お客様が必要な時に、必要なデータ、モデル、アプリケーションを見つけ、共同作業を容易にするとともに、AIデータクラウドにおけるパフォーマンスと効率を向上させるためのプラットフォームを強化しています。

Snowflakeのコラボレーション&Snowflake Horizon担当責任者のPrasanna Krishnanは次のように述べています。

「Snowflakeは、エコシステム全体でオープンデータと相互運用性を採用することで、お客様のデータ、モデル、アプリケーションをさらに強力なものにし、AIデータクラウドにおけるSnowflakeの先進的なガバナンスとディスカバリーの恩恵をすべてのユーザーが受けられるようにしています。お客様が成功するために必要なスピードとスケールで、データにシームレスにアクセスし、理解し、保護し、価値を高める新しい方法を提供しています」

AIデータクラウドにオープンデータによる相互運用性の向上をもたらす
人気の高いオープンテーブルフォーマットである Apache Icebergは、組織がデータにアクセスし、そこから価値を引き出す方法に革命をもたらしました。Snowflakeは現在、Iceberg テーブル(現在一般提供中)により、外部保存されたIcebergデータにプラットフォームの使いやすさ、パフォーマンス、ガバナンス、コラボレーションを提供し、ストレージの完全な相互運用性を実現しています。

Booking.comCapital OneIndeedKomodo Healthなどのお客様は、すでにIceberg テーブルを活用して、データレイクハウスデータレイクデータメッシュなどのオープンで柔軟なアーキテクチャパターンを実装し、パイプラインやモデルなどの開発をさらに簡素化しています。Iceberg テーブルを利用することで、組織はそれぞれの条件に従ってデータを扱うことができ、オープンデータに対する柔軟性とサポートが強化され、価値を高められます。

Booking.comの最高データ責任者のThomas Davey氏は次のように述べています。

「Apache Icebergの大規模で多様なコントリビューターとプロダクトのエコシステムが、社内外のエコシステム全体にオープンで共通のデータレイヤーを提供するための明確な選択肢となりました。Icebergがあれば、機械学習、AI、ビジネスインテリジェンス、地理空間分析のためのオープンデータレイクハウスとして、Snowflakeのユースケースを広げることができます」

Iceberg テーブルは、最近発表されたPolaris Catalogに続くもので、Apache Icebergのためのベンダーニュートラルで完全にオープンなカタログ実装です。Polaris Catalogは、クロスエンジンの相互運用性を可能にし、組織に新たなレベルの選択肢、柔軟性、データ管理を提供します。組織は、SnowflakeのAIデータクラウド(Snowflakeがホストするパブリックプレビューは間もなく開始)でホストされたPolaris Catalogの運用を開始することも、コンテナを使用して独自のインフラでセルフホストすることも可能です。

AIとアプリを加速させる、適切に管理されたデータ基盤の構築
AIの台頭は、あらゆる組織の企業データの価値をさらに高めています。そのため、さまざまな事業部門やチームに広がるデータ、大規模言語モデル(LLM)、アプリケーションなどが急増し、組織は頭を悩ませています。Snowflakeは、コンプライアンス、セキュリティ、プライバシー、相互運用性、アクセス機能の統合セットを提供するSnowflakeのビルトインガバナンスおよびディスカバリーソリューションであるSnowflake Horizonを推進し、企業がデータ製品を保護することで、組織内部のコンテンツだけでなく、サードパーティから調達したコンテンツについても、お客様が行動を起こせるようにします。

Snowflake Horizonの新機能の1つであるInternal Marketplace(プライベートプレビュー)では、データ、モデル、アプリケーションなどのデータ製品を、意図せず外部へ共有することを防ぐと同時に、組織内のチームが発見・利用できるように特別にキュレートして公開することができます。さらに、組織内の誰が自分たちのコンテンツを見たりアクセスしたりできるかを、安全に制限することもできます。Snowflakeは、業界をリードするコラボレーション機能をさらに拡張し、AI models(近日中にプライベートプレビュー)の共有、Iceberg テーブルDynamic テーブルを追加します。

Snowflakeはまた、AIの力を活用することで、すべてのユーザーがそれぞれのユースケースに関連するコンテンツを素早く発見できるようにしています。Universal Search(現在一般提供中)により、お客様はSnowflakeのストレージ、外部Icebergストレージ、およびサードパーティプロバイダーからのコンテンツにまたがるAIデータクラウドを検索することができます。Neeva(2023年5月にSnowflakeが買収)の最先端の検索エンジン技術をベースに構築されており、ユーザーは自然言語を使用して必要なデータ製品を検索し、シームレスにアクションを起こすことができます。さらに、発見とキュレーションを支援するために、Snowflakeは新しいAI-Powered Object Descriptions(近日中にプライベートプレビュー)を導入します。これは、テーブルとビューに関連するコンテキストとコメントを自動的に生成します。

Ally Financialのエンタープライズデータ、アナリティクス、AI担当CIOのScott Richardson氏は次のように述べています。

「デジタル金融サービスのリーディングカンパニーである当社にとって、約1,100万人のお客様とそのニーズを全体的に把握するためには、統一され、適切に管理されたデータ基盤を持つことは不可欠です。Snowflake Horizonに組み込まれたガバナンス、ディスカバリー、および保護機能により、当社は最高レベルのコンプライアンス、セキュリティ、プライバシー、相互運用性、アクセスとともに業務を行うことができます。Snowflakeが、データのサイロ化を解消して組織の隅々までインサイトを深め、社内だけでなくお客様やパートナーとのコラボレーションを強化することで、当社は『Do It Right』のバリューに基づいて行動し、お客様や従業員に卓越した体験を提供できます」

より高速なプラットフォーム性能と運用コストの削減を実現
Snowflakeは、ほぼすべての製品リリースにおいて、お客様のためにプラットフォームの性能と効率の改善に取り組んでいます。その結果、Snowflakeのパフォーマンスの影響を測定するSnowflake Performance Index(SPI)では、Snowflakeがこの指標の追跡を開始して以来、安定したお客様のワークロード全体で組織のクエリ時間を27%1短縮し、過去12カ月間で12%1短縮したと報告しています。Snowflakeはまた、データのロードをより高速、簡単に、かつコスト面でも効率化を図ります。JSONファイルのロードでは最大25%2、Parquetファイルのロードでは最大50%2の性能向上が、お客様側からのアクションなしで実現します。

Snowflakeは、現在サポートされている40以上のクラウド地域に加え、AIデータクラウドの対象地域を、世界中で規制が厳しいソブリン市場にも拡大すると発表しました。これには、すべてのお客様のデータを、関連するサービスおよび使用データとともに、地域の国境内に保持するEU専用のデータ境界が含まれ、欧州のお客様は、地域の規制要件を満たすために、より強力なデータレジデンシーおよびデータ主権保証を得ることができます。さらに、Snowflakeは、バウンダリークラウドアクセスポイント(BCAP)とのネットワーク統合を含む、国防総省(DoD)のお客様に個別の環境を提供し、インパクトレベル4(IL4)のセキュリティ管理が満たされるようにします。

Snowflake Summit 2024で続くイノベーション

Snowflakeはまた、Snowflake Summit 2024で、お客様向けにエンタープライズAIの次の波を解き放つSnowflake Cortex AIとSnowflake MLへの新たな進化、開発者がAIデータクラウドで構築する方法を加速する新しいツール、 顧客とパートナーがSnowflakeでカスタマイズされたAIデータ・アプリケーションを構築するために利用できるNVIDIAとの新たな協力関係などを発表しました。

詳細情報

 

1社内の Snowflake データによると、お客様の安定したワークロードのクエリ時間は、2022 年 8 月 25 日から 2024 年 4 月 30 日にかけて 26%改善しました。SPIを計算するために提示された期間中、クエリ量とデータ処理量の両方において安定しており、同程度のお客様のワークロードのグループを特定します。クエリ時間の短縮は、ハードウェアとソフトウェアの改善、お客様の最適化など、さまざまな要因の組み合わせによるものです。

22022年8月25日から2024年4月30日の間に測定しました。

 

このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、(i)Snowflakeの事業戦略、(ii)開発中または一般に提供されていないSnowflakeの製品、サービス、テクノロジー、(iii)市場の拡大、トレンド、競争状況に関する考察、(iv)Snowflake製品とサードパーティプラットフォームの統合およびサードパーティプラットフォーム上でのSnowflake製品の相互運用性と可用性についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期レポート)やForm 10-K(年次レポート)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。  これらの記述は、初回記述日の時点に限った記述であり、かかる記述の時点で入手可能な情報に、および/または経営陣がかかる時点で抱いていた誠実な信念に、基づいています。法律で義務付けられている場合を除き、Snowflakeには、本プレスリリース内の記述を更新する義務または意図は、一切ありません。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。 

 

© 2024 Snowflake Inc All rights reserved.  Snowflake、Snowflakeのロゴ、および本書に記載されているその他すべてのSnowflakeの製品、機能、サービス名は、米国およびその他の国におけるSnowflake Inc.の登録商標または商標です。  本書で言及または使用されているその他すべてのブランド名またはロゴは、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標である可能性があります。  Snowflakeが、必ずしもかかる商標所有者と関係を持ち、または出資や支援を受けているわけではありません。

Snowflakeについて

Snowflakeは、シンプルかつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。Snowflakeのデータクラウドは、世界最大規模の数百の企業を含む世界中の数多くのお客様に利用されており、データ共有、AI/機械学習アプリケーションの構築、ビジネスの強化に貢献しています。これからは、エンタープライズAIの時代です。詳しくは、snowflake.com/ja/(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。

<本件に関するお問い合わせ>

Snowflake合同会社
PR担当 山中
[email protected]