Snowflake、エンタープライズデータとAIのクロスクラウドコラボレーションでリーダーシップを強化

November 28, 2024

※本報道資料は米国スノーフレイク社が11月12日に発表した内容の抄訳です。

  • Snowflakeのインターナルマーケットプレイスにより、データ、アプリ、そして新たに微調整されたLLMをチームや事業部門を越えて簡単に発見し共有が可能に
  • Snowflake ネイティブアプリフレームワークとSnowpark コンテナサービスの統合により、AIを駆使した高度なアプリを開発する開発者の価値実現までの時間を短縮
  • Secure Model Sharingにより、Snowflakeマーケットプレイス上でAIモデルを開発、配布、収益化し、サードパーティへ提供可能に

AIデータクラウド企業であるSnowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は本日、開発者向け年次カンファレンス「BUILD 2024」において、チームが社内および社外のパートナーや顧客と、データ、AIモデル、アプリを簡単かつ安全に見つけ、評価し、共有できる新しいイノベーションを発表しました。Snowflakeの優れたクロスクラウドコラボレーション機能により、Snowflakeの広範なエンタープライズデータおよびAI製品からなるエコシステムに直接アクセスし、AIイニシアチブを加速できると同時に、エンドユーザー向けのアプリ開発をスピードアップします。すべてAIデータクラウドのセキュリティとガバナンスの枠組み内で実行可能です。

SnowflakeのコラボレーションおよびHorizon部門責任者、Prasanna Krishnanは次のように述べています。「進化するデータとAIの状況に対応するために、企業は組織内のすべてのデータにすばやくにアクセスし、顧客やパートナーのデータも補完し、重要な意思決定のための強力なAIアプリを大規模に構築する必要があります。そこで、業界をリードするSnowflakeのクロスクラウドコラボレーションが威力を発揮します。これにより、組織は最も価値のあるデータへのアクセスと共有だけではなく、アプリやAIモデルについても、社内およびサードパーティとの外部連携が可能になります。Snowflakeの最新のイノベーションにより、チームがこれらの取り組みにおいてコラボレーションし、AIとアプリをより迅速に実用化すると同時に、セキュリティとガバナンスの影響に対処してリスクを軽減します」

ガバナンスにより、企業内でのコラボレーションと共有を実現

AIアプリの構築やモデルの微調整には多くのリソースと時間を要することが多く、多くの企業にとって、この作業のさまざまなチーム間での連携は、複雑性やプライバシーに関する大きな懸念なくして行うことは困難です。Snowflakeのインターナルマーケットプレイス(現在一般提供中)では、ユーザーは組織内の他のチームや事業部門が保有する利用可能なデータ、アプリ、AI製品を簡単に発見することができます。一方で、外部への意図しない共有を防止します。

また、インターナルマーケットプレイスでは、ユーザー間でファインチューニングされた大規模言語モデル(LLM)(現在パブリックプレビュー中)を共有することができるため、生成AIのユースケースにおけるコラボレーションが容易になり、ユースケース固有のタスクに対するモデルの精度とパフォーマンスが向上し、実運用への展開が容易になります。これらはすべてAIデータクラウド内で安全に行われるため、データのコピーを作成したり、アカウント間で転送したりする必要がありません。また、新しいCopilot for Listings(現在プライベートプレビュー中)というAIアシスタントを使用すれば、自然言語で組織の内部マーケットプレイスに掲載されているデータ製品を簡単に評価することができます。このAIアシスタントは、高品質なSQLコマンドを生成、実行し、構造化データに関する質問に回答することで、顧客に共有されたデータが業務に関連するかどうかをユーザーが素早く判断できるようにします。

Flix Mobilityのエンジニアリング担当副社長、Tobias Hadem氏は次のように述べています。「グローバルなモビリティテクノロジーのリーディングカンパニーとして、お客様の忘れられない旅の体験を提供するためには、データの潜在能力を最大限に活用することが不可欠です。Snowflakeの内部マーケットプレイスは、当社のデータチームが組織内でデータ製品を促進し、安全に共有することを可能にし、全社的に情報に基づいたデータ主導の意思決定を推進します」 

データとAI製品を迅速に構築、配布、収益化

AI時代において、企業は高度なAI搭載アプリを大規模に構築するためのスピードと柔軟性を必要としています。Snowflakeは、アプリ開発プロセスを合理化することで、お客様がビジネスに最も重要なアプリやモデルの構築に集中できるようにし、運用上の負担を軽減し、実用化までの時間を短縮します。

組織がさらに高度なアプリを構築し、提供できるよう支援するため、SnowflakeはSnowpark コンテナサービス(現在AWSで一般提供中、Microsoft Azureでパブリックプレビュー中)とSnowflake  ネイティブアプリフレームワークとの統合をユーザーに提供します。この統合により、ユーザーは好みのプログラミング言語で簡単にアプリを構築し、完全にカスタマイズ可能なユーザー体験を実現できます。さらに、設定可能なGPUおよびCPUインスタンス上に展開することで、開発者の価値実現までの時間を大幅に短縮できます。公開されたアプリは、エンドツーエンドのアプリ開発プロセス全体にわたって可観測性とセキュリティが強化され、クラウドや各リージョンをまたいでシームレスに配信することができます。Genesis ComputingKumo AILandingAIRelationalAIなどの企業は、この統合機能を活用し、Snowflake マーケットプレイスを通じてSnowflakeのお客様にAI搭載アプリを提供し収益化することで、新たな収益源を開拓しています。

Genesis Computingの共同創業者兼CEO、Matthew Glickman氏は次のように述べています。「当社はSnowflakeのみでビジネスを構築しており、Snowflake Native AppとSnowpark Container Servicesの統合のおかげで、最初の製品を数週間で立ち上げることができました。この統合により、高度なエンタープライズグレードのAIデータエージェントを大規模に構築し、Snowflakeマーケットプレイス上で迅速に製品を展開し収益化する柔軟性が得られました。Snowflakeとの提携により、お客様に多大な価値を提供でき、Snowflakeのお客様は数回のクリックだけでエージェンティックAIの能力を活用できるようになります。すべてAIデータクラウドのセキュリティとガバナンスの枠組み内で実現できます」

Snowflake ネイティブアプリフレームワークは、Snowpark ML Modeling APIのサポートも追加しています。このAPIは、Snowflake内部でのデータの前処理、機能エンジニアリング、モデルのトレーニングに、scikit-learn、LightGBM、XGBoostなど、使い慣れたPythonフレームワークを使用します。Snowflakeの新しいSecure Model Sharing(現在パブリックプレビュー中)により、モデル開発者はSnowpark ML Modeling APIを使用してモデルを作成およびトレーニングし、アカウント内のモデルレジストリに保存し、Snowflakeマーケットプレイス上のSnowflake Native Appを通じてこれらのモデルを安全に配布および収益化することができます。

開発者がデータ、アプリ、AI製品の配信コストをより管理しやすくするために、Snowflakeは、複数のクラウドリージョンにデータ製品を共有する際に発生する追加の送信コスト、つまりクラウドサービスやデータセンターからデータをクラウド外部に転送する際に発生する料金を節減する新しいエグレスコストオプティマイザ(近日中に一般提供)を発表します。エグレスコストオプティマイザは、開発者に大幅なコスト削減をもたらし、ビジネスにとって最も重要なイニシアチブにより多くのリソースを割り当てることができるようになります。

わずか数回のクリックで、セキュアなエンタープライズグレードのAIおよびデータ製品に直接アクセス

企業は、Snowflakeが提供するセキュリティおよびガバナンスツールを簡単に活用できるSnowflakeマーケットプレイスから、数回のクリックで、プロバイダーによって構築された高度なAIアプリやデータ製品を試用、購入、導入することができます。Snowflakeマーケットプレイスは成長を続けており、わずか数秒で活用できる220以上のアプリと2,500以上のデータセットが、現在¹すぐに利用可能です。

SnowflakeをVirtual Private Snowflake(VPS)に導入済み、またはAWS PrivateLinkを使用しているというセキュリティ要件の高い組織向けに、SnowflakeはSnowflake Native App Support for Secure Deployments(現在一般提供中)を導入しています。このサポートにより、これらのセキュアなデプロイメントを行っている組織は、Snowflake Native Appをインストールして使用できるようになりました。Snowflake Native App Support for Secure Deploymentsにより、外部からの脅威にさらされる機会を低減し、安全なデータ処理を実現し、また、最も厳しい業界標準に準拠し続けることを支援します。さらに、Snowflake Native App Compliance Badging(現在プライベートプレビュー中)により、組織はSOC 2などの社内コンプライアンス要件を満たすアプリを簡単に特定でき、Snowflakeマーケットプレイス上のエンタープライズグレードの製品を一目で認識できるようになります。

詳細情報: 

  • クロスクラウドコラボレーションに関する最新情報については、こちらのブログ記事をご覧ください。
  • Snowflakeマーケットプレイスで現在利用可能なデータ、アプリ、LLMなどすべてをご覧ください。

¹ 2024年7月31日現在。

このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、(i)Snowflakeの事業戦略、(ii)開発中または一般に提供されていないSnowflakeの製品、サービス、テクノロジー、(iii)市場の拡大、トレンド、競争状況に関する考察、(iv)Snowflake製品とサードパーティプラットフォームの統合およびサードパーティプラットフォーム上でのSnowflake製品の相互運用性と可用性についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期レポート)やForm 10-K(年次レポート)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。  これらの記述は、初回記述日の時点に限った記述であり、かかる記述の時点で入手可能な情報に、および/または経営陣がかかる時点で抱いていた誠実な信念に、基づいています。法律で義務付けられている場合を除き、Snowflakeには、本プレスリリース内の記述を更新する義務または意図は、一切ありません。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。 

 

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Snowflakeについて

Snowflakeは、シンプルかつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。Snowflakeのデータクラウドは、世界最大規模の数百の企業を含む世界中の数多くのお客様に利用されており、データ共有、AI/機械学習アプリケーションの構築、ビジネスの強化に貢献しています。これからは、エンタープライズAIの時代です。詳しくは、snowflake.com/ja/(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。

<本件に関するお問い合わせ>
Snowflake合同会社
PR担当 山中[email protected]

 

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