※本報道資料は米国スノーフレイク社が11月12日に発表した内容の抄訳です。
- Snowflake オープンカタログは、組織のニーズの変化に合わせて新しいエンジンを統合し、それら全体に一貫したガバナンス制御を適用可能に
- SnowflakeのDocument AIの一般提供開始により、企業は自然言語を使用してPDFなどの文書からインサイトを容易に引き出し可能に
- Snowflake Horizon カタログに新たな脅威防止機能とセキュリティ監視機能を追加し、企業のデータ保護をさらに強化
AIデータクラウド企業であるSnowflake（ニューヨーク証券取引所：SNOW）は本日、開発者向け年次カンファレンス「BUILD 2024」において業界をリードするプラットフォームの新たな進化を発表しました。これにより、企業はデータとAIの混乱を切り抜け、価値創出を加速することができます。現在、Snowflakeは、エンタープライズデータレイク、データウェアハウス、データレイクハウス、データメッシュアーキテクチャ向けの主要プラットフォームとして、ユーザーにとっての複雑性やメンテナンスの手間を排除する統合型フルマネージドサービスを提供しています。
Snowflakeのプラットフォームは、さまざまなプラットフォーム間の相互運用性を高め、構造化、非構造化、半構造化データを問わず、組織があらゆるデータを活用できるように支援します。これにより、Snowflake Horizon カタログに組み込まれたコンプライアンス、セキュリティ、プライバシー、ディスカバリー、コラボレーション機能を活用しながら、自身に最適なデータアーキテクチャを選択する際に、より多くの選択肢と柔軟性を得ることができます。
Snowflakeのデータストレージおよびエンジニアリング部門責任者、James Maloneは次のように述べています。「当社は、企業が保有するデータ資産に関して、選択の自由を提供します。業界をリードする当社のプラットフォームとガバナンス機能は、組織が強力なAIアプリやモデルを大規模に構築するためのデータ基盤として機能し、データに対する完全な制御と柔軟性をすべて備えています。Apache Icebergと新しいSnowflake オープンカタログの継続的な進化、そしてSnowflake Horizon カタログとの容易な統合により、組織の複雑なデータアーキテクチャがよりシンプルになり、オープンレイクハウスアーキテクチャの利用と管理に必要な手順を削減しながら、価値創出を加速できます」
Snowflakeで、データの保存場所に関わらず、すべてのデータから価値を引き出すことを可能に
Snowflakeの柔軟性はアーキテクチャのオプションにとどまらず、データの保存場所に関係なく、完全な相互運用性を備えたデータ活用を可能にします。業界で広く採用されているテーブル形式Apache Iceberg™にデータを保存している企業向けに、Snowflakeは、Snowflake オープンカタログ（現在一般提供中）を使用してオープンレイクハウス実装をより効果的に統合し、セキュリティを強化する支援を行っています。Apache Polaris™ (Incubating)のマネージドサービスであるSnowflake オープンカタログは、ユーザーが組織のニーズの変化に合わせて新しいエンジンの統合と、それら全体に一貫したガバナンス制御の適用を容易に適応できるようにします。Snowflake オープンカタログは、Apache Polarisプロジェクトと同様に、今後も機能面で進化を続けていきます。また、ユーザーは、Snowflakeのマネージドサービスが提供する信頼性、セキュリティ、拡張性、サポートのメリットをも享受できます。
DemandHelmの最高技術責任者、Vineet Gorhe氏は次のように述べています。「Snowflake オープンカタログは、当社のグローバルチームに、さまざまなエンジンからの包括的な読み取りと書き込みのサポートにより、すべてのツールを1か所で統合する柔軟性を提供します。同時に、統一されたガバナンスを維持して、当社のオープンデータレイクハウスを効果的に管理します。ベンダーロックインのない真のオープンソースに対するSnowflakeの取り組みは、当社に、レイクハウス戦略のためのセットアップ、メンテナンス、アップデートの複雑さを心配することなく、より迅速にイノベーションを起こす自信を得ています」
Snowflakeは、ユーザーがApache Icebergでコストをさらに削減し、パフォーマンスを向上させ、データレイクをよりオープンなレイクハウスに変えることができるよう、ストリーミング、取り込み、変更データキャプチャパイプライン、統合のための多数の新機能も発表しました。
Apache Iceberg以外では、Snowflakeは、Document AI（現在AWSとMicrosoft Azureで一般提供中）による非構造化データを含む、AIデータクラウド内の他のデータタイプから企業がインサイトを導き出すことをより容易にしています。 Document AIは、Snowflakeの最先端の大規模言語モデルであるArctic-TILTを活用し、テキスト量の多い段落とドキュメント内のその他のコンテンツ（ロゴ、署名のような手書きのテキスト、チェックマークなど）から情報を抽出します。フロリダ州立大学、Intelycare、Osmose Utility Servicesなど、さまざまな組織の数百人ものビジネスリーダーが、今日、Document AIを使用しており、PDFなどの自然言語を使用した文書からインサイトや分析値を簡単に抽出しています。
AIデータクラウド内にすべてのデータをホストするベンダーマネージドアーキテクチャを選好する組織向けに、Snowflakeは、組織がデータやカタログを管理する必要がないよう、業界をリードするプラットフォームのエコノミクスを常に改善しています。これをさらに強化するために、Snowflakeは新しいStorage Lifecycle Policies（現在プライベートプレビュー中）を導入し、組織がストレージコストを適切に管理し、データをアーカイブまたは削除する新しい方法に準拠するのを支援します。並行して、Snowflakeは、Snowflakeのネイティブコード変換ツールであるSnowConvertにビューのサポートを追加することで、Snowflakeへのレガシーなリレーショナルデータベース管理システムの移行をさらに容易にする取り組みを続けています。
Snowflake Horizon カタログに新たな脅威防止およびセキュリティ監視機能を追加
お客様のSnowflakeアカウントのセキュリティは、サービス開始当初から当社の最優先事項であり、Snowflakeはデフォルトでより安全なプラットフォームを実現するために、引き続き技術革新を続けてまいります。そのために、SnowflakeはLeaked Password Protection（近日中に一般提供開始）を通じて、ダークウェブ上で発見されたユーザーのパスワードを自動的に無効にする資格情報の盗難防止と検知機能を追加し、Horizon カタログを強化しています。さらにHorizon カタログでは、API認証用のProgrammatic Access Tokens（PATs）（近日中にプライベートプレビュー）のサポートが追加され、トークンのスコープや有効期限を含めることでセキュリティを強化しながら、アプリへのアクセスにおける開発者の作業を簡素化します。
Snowflakeは、企業がSnowflakeアカウントのセキュリティを監視し、改善するのに役立つツールであるSnowflake Trust Centerの強化を通じて、業界をリードするセキュリティ対策管理も強化しています。Snowflakeは、人間またはサービスに関わらず、リスクの高いユーザーを自動的に検知し、そのリスクを軽減する方法を明確に示すRisky User Viewを提供する、新しいThreat Intelligences Scanner Package（現在一般提供中）を発表しました。サイバーセキュリティパートナーの革新的な技術を解き放ち、顧客の多様なセキュリティニーズに対応するため、Snowflakeは、custom scanner packages（近日中にプライベートプレビュー）をSnowflakeマーケットプレイスのSnowflake Native Appsとして提供し、Trust Centerを拡張します。まずは、ALTR、Hunters、OneTrust、Rubrik、Trustlogixの5つの主要パートナーから開始します。
Snowflake Horizon カタログに関する追加発表には、Lineage Visualization Interface for Data and ML AssetsとSynthetic Data Generationのパブリックプレビュー、および差分プライバシーポリシーの一般提供開始が含まれます。
Merkle（電通グループ）のMerkury Engineeringのグローバル責任者、Morten Lileng氏は次のように述べています。「カスタマーエクスペリエンスの変革をリードするコンサルティング企業として、MerkleはSnowflake Horizon カタログの強固なガバナンスと高度なセキュリティ監視機能に信頼を寄せています。これにより、お客様の最も機密性の高いデータを保護し、社内チーム間の不正アクセスやデータ流出を防止し、適切な人が適切なタイミングで適切な情報にアクセスできるようにしています。Snowflakeにより、当社のデータ利用状況を完全に把握できるようになりました。これはすべて、お客様を保護し、最終的にはお客様の信頼を維持するために不可欠なことです」
詳細情報:
- Snowflakeがデータアーキテクチャ、データガバナンス、セキュリティを簡素化し、価値創出を加速する方法について、こちらのブログ記事で詳しく紹介しています。
- このチュートリアルを使用して、Snowflake オープンカタログを今日からどのように開始できるかをご覧ください。
- GitHubのApache Polaris (Incubating)についてさらに詳しく学び、プロジェクトに貢献する方法を見つけてください。
- Snowflake Horizon カタログの最新情報については、こちらのデモをご覧ください。
- Snowflakeのニュースルームで、BUILD 2024で発表されたすべてのイノベーションと発表を紹介しています。
- LinkedInとX（旧Twitter）でSnowflakeの最新情報やお知らせを発信しています。
このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、（i）Snowflakeの事業戦略、（ii）開発中または一般に提供されていないSnowflakeの製品、サービス、テクノロジー、（iii）市場の拡大、トレンド、競争状況に関する考察、（iv）Snowflake製品とサードパーティプラットフォームの統合およびサードパーティプラットフォーム上でのSnowflake製品の相互運用性と可用性についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q（四半期レポート）やForm 10-K（年次レポート）内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。 これらの記述は、初回記述日の時点に限った記述であり、かかる記述の時点で入手可能な情報に、および/または経営陣がかかる時点で抱いていた誠実な信念に、基づいています。法律で義務付けられている場合を除き、Snowflakeには、本プレスリリース内の記述を更新する義務または意図は、一切ありません。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。
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Snowflakeについて
Snowflakeは、シンプルかつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。Snowflakeのデータクラウドは、世界最大規模の数百の企業を含む世界中の数多くのお客様に利用されており、データ共有、AI/機械学習アプリケーションの構築、ビジネスの強化に貢献しています。これからは、エンタープライズAIの時代です。詳しくは、snowflake.com/ja/（ニューヨーク証券取引所：SNOW）をご覧ください。
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Snowflake合同会社
PR担当 山中[email protected]