真のクラウドデータプラットフォームは、それぞれ重なり合い、補完し合う数多くの機能を提供します。データプラットフォームの概念にまだあまり慣れていない人は、データレイクとデータウェアハウスの違いは何かという質問をすることがあります。
データレイクとデータウェアハウスの違い
データレイクは基本的には、大量の未加工データを、それがさまざまな目的のために必要になるまでの間、ネイティブフォーマットで保持する非常にスケーラブルなストレージリポジトリです。データレイクのデータは、通常はさまざまなソースからもたらされ、構造化、半構造化、非構造化データフォーマットが混在しています。データはフラットアーキテクチャで保存され、必要に応じでクエリできます。大量のデータを収集して保存する必要があるものの、そのデータすべてをすぐに処理して分析する必要は必ずしもない企業にとっては、データレイクは大量のデータを変換なしに非常に高速にロードして保存できる効果的なソリューションになります。
一方、従来のデータウェアハウスは、より構造化されたデータベース環境での高度なクエリやアナリティクスのために、データを処理および変換します。データレイクはデータウェアハウスを補完するものと見なされることがよくありますが、クラウドデータウェアハウスとクラウドデータレイクは、データ量の急増を背景に好ましい選択肢になりつつあります。このようなデータの爆発的増加に対処するために必要な規模の経済、データセキュリティ、信頼性、手間のかからないメンテナンスを提供できるのはクラウド環境だけです。
クラウドベースのプラットフォームでデータレイクとデータウェアハウスを組み合わせると、組織にいくつかのメリットがもたらされます。企業は、大量の未加工・未処理データをデータレイクに保存してアクセスすると同時に、そのデータを処理して構造化フォーマットに変換し、データウェアハウスでの分析に使用できます。これにより、組織はデータの品質と精度を維持しながら、データフォーマットに関係なくすべてのデータからインサイトを引き出せるようになります。さらに、クラウドベースのプラットフォームは、現在生み出されているデータの量および種類の絶え間ない増大に対処するために必要なスケーラビリティと柔軟性も備えています。クラウドベースのプラットフォームでデータレイクとデータウェアハウスを組み合わせることで、組織はデータについてより完全に理解し、情報に基づいたより良い意思決定を行い、オペレーションを改善できます。
SNOWFLAKE:お客様のデータウェアハウスとデータレイク
Snowflakeデータクラウドは、ガバナンスが確保され、安全かつ高速で、以前に可能であったよりも深く幅広いデータレイクをビジネスに提供します。Snowflakeを中央データリポジトリとしてデプロイし、Snowflakeデータクラウドによってパフォーマンス、クエリの実行、セキュリティ、ガバナンスを大幅に改善することも、AWS S3、Azure Data Lake、またはGoogle Cloud Storageにデータを保存し、Snowflakeを利用してデータの変換とアナリティクスを高速化することもできます。