カスタマーストーリー
日産、データ統合とより容易なコラボレーションで未来へ向けて進化
日産は、Snowflakeのプラットフォームを活用して独自のインサイトを得るとともに、部門横断的なパートナーシップを強化し、車両性能を最適化しています。
このストーリーのハイライト：
- より良いコネクテッドカーのための統合データプラットフォーム： 単一のプラットフォームで顧客を全方位から把握し、車両の詳細な分析を行うことで、日産は、例えば、自動運転機能であるプロパイロットなどのサービスを改善するなど、自社の提供価値を向上させ、新たなビジネスチャンスを模索できるようになりました。
- 部門間のコラボレーションの強化： Snowflakeを利用することで、日産は関連部門からのデータを連携させてデータ分析を実施、拡大し、部門横断的なコラボレーションと独自のインサイトを増やすことができました。
- 簡単なAIおよびMLモデルの提供： Streamlit in Snowflakeを使用することで、日産はAIモデルと機械学習モデルを作成し、自社のデータと統合して、エンドユーザーが使いやすいアプリケーションとして提供できるようになりました。
インタビュー動画 トランスクリプト
百年に一度の自動車産業の変革期が来ている。車の機能性を定義するのがハードウェアではなくてソフトウェアに変わってきている。自動運転だったり電動化だったりソフトウェアというものは切っても切れない関係で、新たなサービスを付加する形で世の中に訴求していく。そのための新たなプラットフォームというものをきちんと整備していく必要があるということは、我々の一番重く受け止めた課題だったように思います。
Snowflakeをうまく活用することによって非常に運用負荷を下げるという意味では、インスタンスのプロビジョニングだとか、データのアクセス権管理とかというところが非常にやりやすいツールだというのは一つ感じます。我々自動車業界の中では一つ一つの車両から上がってくるコネクテッドのデータであるとか、車両の走行履歴のデータだとかというのは車の挙動とかお客様のドライビングビヘイビアとかに関わる非常に重要なデータなので、日産自動車グローバル全体で、かつ日産自動車の枠を超えた産業全体でそういうデータを相互に活用し合って、もっともっとビジネスオポチュニティを広げていくというところを目指していきたいなと考えています。
これまでとは全く違う量のデータが車から上がってくる中で、特に我々は二つの観点でデータを分析しています。1つ目はEV、電気自動車です。二つ目が自動運転、弊社では自動運転のサービスとしてプロパイロットという名前で提供しているのですけど、これは高速道路で手を離していいという機能が実装されていてプロパイロットを搭載したクルマが世界中の道路を走ってくれることによって、特性とか性能のバリデーションとかに利活用できるので、そういったところにはSnowflakeプラスダッシュボードという形でビッグデータ解析で活用しています。
最初のうちは自分のデータをSnowflakeに入れてどう分析していくかというところから始まったんですけど、次はその隣の部署のデータ、隣のファンクションのデータとつなげて新しい分析をしたいというフェーズに入ってきて、部署間の連携も増えてきました。もともと私のところではAIモデル、機械学習モデルを作ってそれを何かアプリケーションにラッピングして、エンドユーザーに提供するという中では以前から'Streamlit'は活用していて、それがそのフレークにビルドインされたというところでデータとAIとUIのアプリケーションが一体化したというところは一つワクワクのポイントでもありますね。
Snowflakeのことを我々X360と呼んでいるのですね。色んな360度で網羅的にクルマに関係する全てのデータをお客様に関係するデータを全部360度集める。必要な課題を解くためにSnowflakeのデータを中心としたデータ駆動型のエコシステムを作れるようになるといいなと思っています。
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